2019/09/26 消印
暗くなってから乗る電車は、自分が今どこに向かっているのかわからなくなりますね。
でもその不思議な感覚がとても好きです。
遊びすぎちゃった制服姿の学生が特急列車に飛び乗るところを見て、微笑ましいなぁと思いました。
通過駅の電灯が一つの白線みたいに見えるのも好きです。
向かいのホームに止まっている電車に乗ってる人を眺めるのも好きです。
何も見えない暗闇から、ビルの灯りが見えるとだいぶ遠くに来ちゃったんだなあって思います。
時折見える、遮断機の灯りが暖かく感じます。
もう遅いから、マンションの灯りも少ないですね。
この街の人たちは早寝早起きなのでしょうね。
夜の隙間を縫うように電車が走っています。
ずっと暗いから、通過駅の電灯に希望を求めてしまいますね。
一人だと少し寂しいから、今度はあなたと夜の電車で会いたいです。