告白

中学生の時、友達になりきりチャットをしている人がいて、誘われて自分もなりチャをしていた時期があった。懐かしい。

今思えば、それが自分にとってはじめてインターネットの住人との会話だった。

版権のキャラになりきる勇気がなかった（する気もなかった）からオリジナルの創作キャラを作ってその子になりきってお喋りしてた。会話のログが消えるのが悲しくて、気に入った会話の流れを何回も繰り返し眺めたりした。たまにお馴染みの荒らしなんかが来たけど、なかなか楽しかった。

当時、自分はSNSをしていなかったから、余計顔も見たこともない、住んでいる場所も知らない誰かと会話ができるインターネットにすごく魅力を感じていた。（今もだけど…！）

最近、そのなりチャのことを思い出して、「今も前いたあの人居るのかな〜  またお話しできたらしたいな」と思って検索をしたけど、なかなかサイトにたどり着けない。「なんでなんで？？？」となったけどしばらくするとそれらしきサイトを発見。「これか…？」と思いタップ！したけど、表示されたのは、海外の服か何かの通販サイトだった。自分が知っている場所では無くなっていた。（検索画面では、そのサイトの名前が載ってたと思ったんだけど……）何回も繰り返すけど表示される画面は変わらない。ただひたすらに寂しくなった。今、あの時この場所にいた人たちは今どこにいるのだろう。

永遠に続くと思っていたものも、案外時間が経てば簡単に終わっり壊れるということを実感したような気がする。

またツイッターなど新しいインターネットの海で出会えるだろうか。